『めそめそ泣いてんじゃない!』
『負けることから、逃げるんじゃない!』
『みんな悔しくたって頑張ってんだよ!』
『いいから、やれ!』
『今日はもう、やるしかない!』
そんな言葉だったと思う
大声で怒鳴った。
いや、怒鳴ってしまった・・・と言った方が良いかもしれない。
もちろん
今まで何度となく怒鳴っているが、よそ様の子を思いっきり怒鳴るのだから
外から眺めているより、それは相当の勇気と覚悟がいる。
娘のテストのアホな回答をブログに載せるのの百倍は勇気がいる。
これが恋人同士なら、『別れ』を覚悟する。
そんなところで、わかってもらえるだろうか。
しかも、相手は年長さん…
『熱い指導』とかそんな綺麗な言葉で括るつもりはない
ここで、この子をやめさせてはいけない…
と思って、咄嗟の言葉だった。
幸いにも、覚悟していた『別れ』にはならず
不機嫌な顔をしながらも、ゲームに戻りボールを蹴る年長さん。
いわゆる『力づく』で戻したのである。
ゴールを決めるが喜ばない。
おそらく、2回ゴールしたと思うが、2回とも喜ばなかった。
『力づく』では、『喜び』を生まない。
喜ばないサッカーなんてサッカーではない。
それでも、その時は『力づく』が必要だと思った。
だから、私はこの年長さんに
これから、しなくてはいけない事がたくさんある。
子どものサッカー指導は、
ドラマで言うなら、1話完結が望ましい…と、自分は思っている。
ある程度の1話完結で良いのだが・・・
しかし、今回はそのほとんど部分を確実に次回に持ち越してしまった。
まだまだ、力不足です。