おまえ今、自分で『上手いこと言ったな…』と思ってるようだけど、俺から言わせりゃぜんぜん上手くねーし、そんなの『ベタ中のベタだからね…』って、スゲー言ってやりたかったけど、立場、状況、背景、を考えると苦笑いするしかなかった時の話。
思い出すと
ちょっとだけ悔しさが込み上げてくる昔々の話です。
家の前でボールを蹴っていたら
娘が転んでしまい変な手の着き方をした。
あまりにも痛がるので病院に連れて行った。
結果は骨折…
怪我の処置を終えて
ひと段落ついたところでお医者さんがこう聞いてきた。
『何をやってたの?』
「二人でサッカーをやってまして…」
「まあ、簡単に言うと私ともつれて転んだ形です」
と答えた私
何か思いついたような顔をして
お医者さんが娘に優しくこう言った…
『じゃあ、パパにイエローカードだね…』
おまえ今、自分で『上手いこと言ったな…』と思ってるようだけど、俺から言わせりゃぜんぜん上手くねーし、そんなの『ベタ中のベタだからね…』って、スゲー言ってやりたかったけど、立場、状況、背景、を考えると苦笑いするしかなかった時の話でした。