ポジション。

  

  

 

 

試合で

敢えてポジションは決めない。

  

  

 

 

 

決まっているのは「攻めるゴール」と「守るゴール」と、そしてボール。

 

  

 

 

なんか、間違いを犯したら審判が教えてくれるから大丈夫。

あとはゴールを奪われないようにしながらゴールを奪えるようシンプルに本能でやれば良し。

 

 

 

 

 

そうやって存分に球蹴りを楽しんでいるうちに

いつか気づいてくる。

  

 

 

『ここにいるとシュートを打てそう…』

『ここにいればゴールを守りやすい…』 

  

 

 

ってことに。

 

  

 

 

  

そこから派生して

何となく自分なりのポジション取るようになってくる。

  

 

 

  

 

 

 

でもでも

試合中に『どこにいれば良いか?』を全く指示しない訳でもない。

  

 

迷っていたり、遠慮してたりする子には

 

 

『ちょっと後ろにいて守ってくれると有難い…』

『シュートを打てそうなところはどこだろう?』

『今、負けてる?勝ってる?何が必要かな?』

 

 

と、細心の注意を払って声を掛ける。

  

 

選手本人が考えるように

判断する余地があるように

プレーの自由が残っているように

「楽しみ」を奪わないように

 

細心の注意を払う。

「答え」だけを教えてしまわないように…

 

 

 

それは、答えに辿り着く「道筋」こそが凄く重要だと思っているから。

それには、時間がかかる。

 

 

  

  

  

 

 

 

 

 

 

  

 

  

 

  

 

  

  

  

ある試合で動きの悪かった子。

 

 

  

 

悪かったと言うよりは

 

中途半端というか…

消極的というか… 

 

 

『もっとボールに行って良いのに…』

 

 

なんて思いながら、ベンチから眺めていたが……

 

   

 

 

  

  

  

  

  

 

 

  

 

  

 

『パパに「前にいろ」って言われた…』

 

と、試合後に教えてくれた。

 

 

  

 

  

あ…

なるほどね…(-_-;)